2011/02/04

フラクタル 4話まで

3話から話も動き出して、やっと面白くなってきた感じ

ただ未だに物語をどこに向かわせようとしているのかが判然としないので、見ていてストレスが溜まる。
フラクタルシステム、世界観に関する説明は徐々になされているのだけれど、物語の鍵となるべきフリュネの行動、目的、動機が未だにわからない。
彼女のが何をしたいのか、フラクタルシステムを壊したいのか、直したいのか、なぜ僧院から逃げようとするのか、わからない
だからクレインにネッサを残した意図もわからないし、クレインがフリュネに対してどうしたいのかもはっきりしない。

主人公あるいは鍵となる登場人物の行動にはっきりとした目的と動機が与えられている物語というのは、キャラの視点で物語を追えるので、世界観や設定の多少の説明不足でも物語についていける。
けれどその動機や目的が提示されないまま、世界観や設定が中途半端に説明されても、結局どういいう話しなのかわからないので、だんだん見るのが辛くなってしまう。
オリジナル作品だとよくあるパターンなんだけど、フラクタルもこれにハマってしまっている。
あくまで、自分がオリジナル作品を見るときにそうなってしまう、って話ではあるんだけれど、オリジナルでこれをやられるとでSF作品に慣れていない視聴者は、簡単に脱落してしまうと思うんだけどなあ


それはさておきフラクタルシステムによって、労働、貧困、病、過渡な人間関係からのストレスから解放されている社会って、自分にはやっぱり理想郷にしか見えない。
洗脳みたいなことが行われているみたいだけれど、その結果として、世界から戦争もなくなってるみたいだし、それって悪いことなの?
スンダたちの言う人間らしい生活、自由って、武器を持ってヒャッハーするカオスな世界と地続きにしか思えないんだけど。

現状のシステム、体制をを悪としてソレを否定し、革命するというのはこういう物語のひとつのパターンだけど、その体制があんまり悪く見えないのと、対抗組織の主張にいまいち説得力がないというのがなんともいえず、ほんとにどこに向かおうとしているのか、わからん。

これもある意味テンプレの冒険ファンタジーを逆手にとってると言えなくもないのかな・・・

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