2011/02/23

宇宙ショーへようこそBD限定版感想

宇宙ショーへようこそ 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
B003TU1YKI



コメンタリー3本と特典映像までやっとこ観終えたので軽く感想など

最初に聞いたのがベサメムーチョの落越P、倉田英之、舛成監督の3人だけのコメンタリー。
初めから他の作品の話や、近況、世間話から入るという自由っぷりで、過去のべサメによるコメンタリーを知らない人が聞いたら、何これ?と思われること確実だろうなーと思いつつ、いつもどおりで安心しました。
このべサメのコメンタリーが一番高額のBD限定版にのみ収録されているのは、ある意味正解なのではないかとw

スタッフコメンタリーは、舛成監督、石浜真史、竹内志保、神宮司訓之をレギュラーに、入れ替わりゲストで歌川律子(色彩設計)と小倉一男(美術監督、菊田浩巳(音響監督)と名倉靖(録音)、尾崎隆晴(撮影監督)と那須信司(CG監督)と豪華な布陣。
かみちゅやRODの時のコメンタリーではあまり聞けないような、細かな部分まで拾って、制作時の苦労話やこぼれ話が聞けるという、本来あるべきコメンタリーになってました。
これを聞いていると、本当に気の遠くなるような細かな作業の積み重ねで作品が作られた事に感心させられます。
あと菊田さんがアフレコ時の子供たちのエピソードを嬉しそうに話しているのがとても印象的でした。

そして通常版にも収録されているキャストコメンタリー、こちらは、舛成監督と、子役5人と途中参加のポチ役の藤原啓治によるもので、子供たちの素直な反応や、素朴なツッコミに、舛成監督が丁寧に答えていくといった感じで進行していって、子供たちの可愛さが微笑ましくてちょっとにやけてしまう。

映像特典ディスクには、予告編集の他、アニマックスで放映された特番「創った人」を再編集した特別版とは別に新規に制作された特典映像として「宇宙ショーへようこそ宇宙創世記」が収録されており、これが中々濃い作りで見ごたえありました。
アニメ評論家の氷川竜介氏をインタビュアーにむかえ、舛成監督に話を聞きつつ、各メインスタッフのコメントで、宇宙ショーへようこそを語り尽すという内容。
アフレコ時の映像もあり、アフレコの収録が全て終わった後の子供たちの号泣シーンもばっちり入っていました。
映像特典の他、設定について詳しく解説されたクエスチョンブック、各界関係者というか倉舛知人からのメッセージを収録したメッセージブックとパンフの縮刷版含めてブックレットが3冊もついて、BD限定版は兎に角大ボリュームで、本編含めて「宇宙ショーへようこそ」を繰り返し見て、楽しんでしゃぶりつくす為のファンアイテムとして、これでもかというくらい充実したサービス精神にあふれた出来で、とても満足しています。いや、買って良かったと思わせる限定版を作ることは、ほんと大事だと思いますよ。

BDでコメンタリーを聞くことでようやっと「宇宙ショーへようこそ」も、終わったなあと感慨ひとしお、この作品に関しては、まだまだ言いたいこともあるにはあるけれど、自分の中での評価と、周りの評価、実際の興行、売上の結果という現実の狭間で、上手く結論が出せないでいるのと、言っても仕方のないと思えることがあるので、今は胸のうちにとどめておこうかと思います。
そんなわけで、次いつになるか全くわかりませんが舛成監督、ベサメムーチョの次回作に期待します。

べサメのコメンタリの最後で次何作りたいかという話で、「真逆の方向に、恋愛ものとか」「さらに年齢層さがって幼稚園で」という倉田氏を受けて舛成監督が「老婆が主人公で」というやりとりをするのだけれど、老婆と幼児が主人公のアニメってちょっと面白そうだなーと思った。あまりない素材だし。
つってもまあ、そんなのつくっても全く誰も喜びそうにはないんだけどww

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