見てきたので感想です。
人狼の沖浦監督で、IGがかなり年月を費やした作品ということで
前評判で見ても、作画アニメになるだろうことは予想できてたし
作画について多くを語られる映画になるんだろうなあ、と思っていたので、
逆に、そこにはあまり重点を置かずに、物語やテーマを重視して作品を見て、感想を書こう。
そう思って映画を見てきました。
ところが、困ったことに映画を見終わったあと結局出てくる感想が、作画関連中心になってしまうという始末。
うーん。
この映画を見てて一番面白かった所は、やはりとぼけた妖怪3匹とそれに対するもものりアクション。
妖怪たちの悪さやちょっかいに、ももが芸人ばりの面白いポーズや表情で、オーバーなリアクションを取るのが、コミカルで見てて楽しかった。
楽しかったんだけれど、逆にそこに違和感を感じて乗りきれなかった、というのが正直な所。
それは、妖怪の登場まで、生々しいリアル作画で芝居していたキャラが、いきなりやや漫画的な非日常のオーバーリアクションをはじめることへの違和感だったんじゃないかと思う。
妖怪に対するのもものおもしろリアクションは、ただのコメディシーンとして理解すべきなのか、それとも、本来のももはこういうリアクションを日常的にする活発で面白い子なのか。
父親を失って、引っ越しもかさなり、気分が沈んでいるももの元に現れた妖怪たちは、そのももを本来の姿に解放する役目を担っているとするなら、オーバーリアクションするももこそ、本来のももといえるわけで、だとするとももって子は相当に芸人な子になってしまうのではないのか、というそんな混乱を感じていた。
要約していえば、物語のリアリティレベルと、キャラデザ、作画のリアリティレベルの間に、ズレを感じてしまっていたということなんだと思う。
そのためかなかなか物語に集中できなかった。
んで、物語の方なのだけれど、こちらはいたってシンプルで、普遍的なテーマを扱っているので、年齢に関係なく万人に受け入れられるものに仕上がっているし、泣かせ要素もあるので、悪くない。
悪くないのだけど、逆にシンプルすぎて言及するところがあまりない。
正直食い足りない。
特に地元の子たちとの交流において、地元の子達の側の描写が薄めで、あまり踏み込まないところが、物足りない。そこには妖怪たちも絡まない、というのも、え?どうして?と思ってしまった。
といったところで、なんか酷評になってしまった・・・
いや映画としての完成度は十分すぎるくらい高いですし。
劇場アニメだからこそ見れる高純度作画を見たいという欲求自体は、十二分に満たしてくれるわけですし。
でもそれだけでは、完全には満足できない性質なんですよね、仕方ない。
参考:『ももへの手紙』公式サイト
http://momo-letter.jp/
2012/04/27
2012/04/04
戦姫絶唱シンフォギア 感想
最終話まで見たので、感想&総括です。
燃えた!
特に最終話は熱血バトルアクションモノとしては完璧なくらい王道。
この作品の重要な鍵である歌にのせての戦闘シーンは超燃えた。
これこれ、これなんだよ、子供の頃から自分が好きな「アニメ」って奴は。
俺はこういうのが見たいんだよ!
と、そう思わせてくれる最終回であり、作品でした、シンフォギアは。
ただもちろんシンフォギアという作品は、そこまで誉められた良作だったかというと、そういう訳でもない。
最初の1,2話は明らかに何かオカシイ展開や、状況、作画、演出の足並みの揃わなさから、突っ込みどころしかない様な出来で、ほとんどネタアニメとしか思えない代物だった。
しかし、作品からは分けのわからない熱量だけは感じる。
ネタとしか思えない展開の向こうに、作り手の本気度がほの見えてくる。
これが、原作者たる作曲家の上松範康氏の厨二全開で「自分の好きなものをとりあえず全部詰め込んでみました」結果で、本当に本気なんだというのがわかってくると、ネタとして笑いながらもだんだん楽しくなってきて、6話の響とクリスのバトルの頃には、もう完全にノリノリでこの作品を見ている自分がいる事に気づく。
シンフォギアに内包されているもののそれは、ほぼ70年代80年代のアニメや特撮のヒーロ物、熱血バトルアクションのノリやテーマそのまま。
それが上松氏の「好きなもの」で、多分全部自分も好きなものばっかりなんだ。
そりゃノリノリにもなるわな。
作品の出来自体は、正直言って粗っぽい、デタラメな所もある。
それでもこの作品は表面を取り繕った、ウケ狙いのお行儀のいい作品にはない、作り手の込めた熱がある。
そしてその熱は自分みたいな人間には届くのだ。
シンフォギアが特別好きというより、自分は「シンフォギアみたいなアニメ」が好きだし、そういう作品を今も昔も欲しいているのだ。
といいつつBD買うかどうかちょっと躊躇している・・・
キャラソンは結局全部買ってしまったわけだが。
お気にいりは響の歌てる二曲、最初聞いた時のズコー感を超えるとどんどんクセになる、たまんない。
燃えた!
特に最終話は熱血バトルアクションモノとしては完璧なくらい王道。
この作品の重要な鍵である歌にのせての戦闘シーンは超燃えた。
これこれ、これなんだよ、子供の頃から自分が好きな「アニメ」って奴は。
俺はこういうのが見たいんだよ!
と、そう思わせてくれる最終回であり、作品でした、シンフォギアは。
ただもちろんシンフォギアという作品は、そこまで誉められた良作だったかというと、そういう訳でもない。
最初の1,2話は明らかに何かオカシイ展開や、状況、作画、演出の足並みの揃わなさから、突っ込みどころしかない様な出来で、ほとんどネタアニメとしか思えない代物だった。
しかし、作品からは分けのわからない熱量だけは感じる。
ネタとしか思えない展開の向こうに、作り手の本気度がほの見えてくる。
これが、原作者たる作曲家の上松範康氏の厨二全開で「自分の好きなものをとりあえず全部詰め込んでみました」結果で、本当に本気なんだというのがわかってくると、ネタとして笑いながらもだんだん楽しくなってきて、6話の響とクリスのバトルの頃には、もう完全にノリノリでこの作品を見ている自分がいる事に気づく。
シンフォギアに内包されているもののそれは、ほぼ70年代80年代のアニメや特撮のヒーロ物、熱血バトルアクションのノリやテーマそのまま。
それが上松氏の「好きなもの」で、多分全部自分も好きなものばっかりなんだ。
そりゃノリノリにもなるわな。
作品の出来自体は、正直言って粗っぽい、デタラメな所もある。
それでもこの作品は表面を取り繕った、ウケ狙いのお行儀のいい作品にはない、作り手の込めた熱がある。
そしてその熱は自分みたいな人間には届くのだ。
シンフォギアが特別好きというより、自分は「シンフォギアみたいなアニメ」が好きだし、そういう作品を今も昔も欲しいているのだ。
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といいつつBD買うかどうかちょっと躊躇している・・・
キャラソンは結局全部買ってしまったわけだが。
お気にいりは響の歌てる二曲、最初聞いた時のズコー感を超えるとどんどんクセになる、たまんない。
2012/04/02
10年という時代の変化の中での「あの夏で待ってる」と「おねがいシリーズ」
おねがいシリーズの黒田洋介と羽音たらく、「とらドラ」「あの花」の長井龍雪と田中将賀が手を組んだという時点で、自分的にはほぼ勝利確定の安牌作品で、出来も中身も予想や期待を裏切ることなく、とても満足でした。
最初から、おねがいシリーズの後継作品を匂わせつつ、要所要所で関連するネタも仕込んでいたので、ここでは感想というか、あえておねがいシリーズとの比較で「あの夏で待ってる」について語ってみようかと思います。
おねがいシリーズの二作、「おねがいティーチャー」と「おねがいツインズ」は、当時の美少女ゲーム、萌えアニメの隆盛の中でのアニメオリジナル企画としての、黒田洋介なりの答え的な意味を持つ作品だったのではないかと思います。
で、ティーチャーから10年の時を経て、作られた本作は、その後の時代の変化を受けたものになっていた、と言うよりは、よりおねがいシリーズが持っていた要素が純化した作品になったのではないかと思う。
おねがいシリーズは当時の萌えアニメ的な文脈で作られているために、お色気要素、サービスシーンが露骨とまでは言わないけれど多い。
それに比べると夏待は、その点に関して非常に抑制的に作られている印象がある。
加えて夏待は、作品の持つムード、ストーリーが、青春モノの方に大きく傾いいて、如何にも美少女!ハーレム!萌え!的なアクが抜けきっている。
これは監督の長井龍雪本人やその過去作からの流れも関連する事かもしれないが、もともと「美少女アニメ」という枠に黒田洋介が持ち込みたかった、「青春モノ」の要素を加えて作られたおねがいシリーズが、十年経って、夏待で「青春モノ」という要素だけで作品を成立させることができるようになった結果なのではないだろうか。
おそらく、黒田洋介的には、夏待と、おねがいシリーズ二作で、構成要素の多少の違いはあっても、やっていることはそう違わない。
だが、もし、十年前の時点で、この「あの夏で待ってる」がそのままで作られていたとしたら、多分地味すぎてだれも見向きもしない作品で終わっていたかもしれない。
そういう意味で「あの夏で待ってる」は美少女アニメの10年という時代の変化を感じることのできる作品でもあったかもしれない。
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2012/03/24
銀翼のファム 最終回感想・総括
最終回見た。
ラストは、切ない喪失感もありつつ、それを乗り越えて得た平穏を噛み締める事のできる清々しさもあり、いいエンディングだった。
至好回路雑記帳: 銀翼のファム 感想(7話まで)
先の記事の前半で書いたことで、自分のこの作品への評価についてはおおよそ書いてしまっているので。そちらを参照ということで。
物語が、後半に行くに従って、戦争という大状況、政治劇が締める割合が増えて、その分主人公のはずのファムの存在は、その状況において不能であり、気薄になりがちではあったのだけれど、その大状況を、ファム、ミリアの目線を通して見て、咀嚼する余裕が出来たのは、やはり前半で、ファム、ミリアというキャラと関係をしっかり描いて、それぞれの動機として、グランレースという和平の象徴という解りやすい目的を提示できていたからだと思う。
戦争状況をひっぱったルスキニアの行動と目的は、結局解りやすいくらいアニメ的な敵役のそれで、なんか見てて安心した。
ラストがギルティクラウンに続いて、でっかい建造物が崩壊して脱出してて吹いた
やっぱアニメはこうでないとなw
前シリーズが「アニメ」という枠を肩肘張って超えようとしてから回ってたのに比べて、今回は、アニメらしい身の丈を心得た、キャラ、物語、テーマだったんではないかと思える。
小さくまとまった感は否めないけれど、オリジナル作品としてこのレベルは十分だと思うし、コンスタントにこういう作品が出ることは貴重だと思うのです。
ラストは、切ない喪失感もありつつ、それを乗り越えて得た平穏を噛み締める事のできる清々しさもあり、いいエンディングだった。
至好回路雑記帳: 銀翼のファム 感想(7話まで)
先の記事の前半で書いたことで、自分のこの作品への評価についてはおおよそ書いてしまっているので。そちらを参照ということで。
物語が、後半に行くに従って、戦争という大状況、政治劇が締める割合が増えて、その分主人公のはずのファムの存在は、その状況において不能であり、気薄になりがちではあったのだけれど、その大状況を、ファム、ミリアの目線を通して見て、咀嚼する余裕が出来たのは、やはり前半で、ファム、ミリアというキャラと関係をしっかり描いて、それぞれの動機として、グランレースという和平の象徴という解りやすい目的を提示できていたからだと思う。
戦争状況をひっぱったルスキニアの行動と目的は、結局解りやすいくらいアニメ的な敵役のそれで、なんか見てて安心した。
ラストがギルティクラウンに続いて、でっかい建造物が崩壊して脱出してて吹いた
やっぱアニメはこうでないとなw
前シリーズが「アニメ」という枠を肩肘張って超えようとしてから回ってたのに比べて、今回は、アニメらしい身の丈を心得た、キャラ、物語、テーマだったんではないかと思える。
小さくまとまった感は否めないけれど、オリジナル作品としてこのレベルは十分だと思うし、コンスタントにこういう作品が出ることは貴重だと思うのです。
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ギルティクラウン 感想
ギルティクラウン最終回みたけど、なんか強引にまとめたけど、うーん。
最後ラストバトルで、建物が崩壊して脱出していくの見てて、昭和っぽい王道さを感じて苦笑したけど。
放映中も散々言われたことだと思うけど、結局のところ脚本にしろ人物描写にしろ全てが粗っぽかった。
各話ごとに起こるイベントとその先の展開自体は、気になるので、毎週見ている分には面白いんだけれど、話が進めば進むほど、破綻が目に見えて、ノリだけで見ていくにはきつくなる。
これが友情とか愛とかシンプルでありがちなテーマでやってるならなんの問題もないのだけれど、人間のネガティブな感情や、行動、人間関係の問題といった突っ込んだものをやろうとしているがために、余計にグダグダになっていくという負のスパイラル。
いろんなことがもうちょっと綺麗に整理できていれば、もっと面白くなったんじゃないのかなあ、と思うと、少し惜しい。
最後ラストバトルで、建物が崩壊して脱出していくの見てて、昭和っぽい王道さを感じて苦笑したけど。
放映中も散々言われたことだと思うけど、結局のところ脚本にしろ人物描写にしろ全てが粗っぽかった。
各話ごとに起こるイベントとその先の展開自体は、気になるので、毎週見ている分には面白いんだけれど、話が進めば進むほど、破綻が目に見えて、ノリだけで見ていくにはきつくなる。
これが友情とか愛とかシンプルでありがちなテーマでやってるならなんの問題もないのだけれど、人間のネガティブな感情や、行動、人間関係の問題といった突っ込んだものをやろうとしているがために、余計にグダグダになっていくという負のスパイラル。
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2012/03/23
ブラックロックシューター 感想
TV版最終回まで見たので感想。
難点は多いのかもしれないけど、意外と面白かった。
難点といえば、話が抽象的で、語りが多いにもかかわらずわかりづらかった。
後半から最後に行くまで日常パートと、バトルパートの関係がわからず???状態というのは、見る人間を脱落させるのに十分な悪要素ではないのかと思う。
でも、最初のかがりの基地外っぷりが凄まじく掴みとしてはこれで十分お釣りが来るくらい面白かったのと、かつ割りとシンプルな思春期の友情やら人間関係がテーマなんね、ということがわかったので、なんとか最後まで見ていられた。
その女の子同士の友情、人間関係、そこから生まれる嫉妬、憎悪、苦悩とかそういうどろっとした感情のぶつけ合いみたいなのを見るのが自分は、あんがい好きなので、個人的にはそれが大きなフックになってくれた
特にヨミが壊れていく過程はゾクゾクした。
とはいえそのヨミが最後の方では出番なくなってモノ足んなかった。
ヨミとマトに物語を絞っても良かったんじゃなかろうか。
結局のところ日常パートのキャラの異常さが、アクションパートを喰ってしまった感が否めないんだけど「ブラックロックシューター」というキャラを売るのが目的(?}のアニメでこの構成は、果たして正解だったのかちょっと疑問。
あちら側のキャラたちを、デジモン系の使役モンスターっぽい扱いにするとか、最初からあちらの世界にダイブするとかしたほうが解りやすいし、感情移入もしやすかったのではないかと思わずにいられない。
難点は多いのかもしれないけど、意外と面白かった。
難点といえば、話が抽象的で、語りが多いにもかかわらずわかりづらかった。
後半から最後に行くまで日常パートと、バトルパートの関係がわからず???状態というのは、見る人間を脱落させるのに十分な悪要素ではないのかと思う。
でも、最初のかがりの基地外っぷりが凄まじく掴みとしてはこれで十分お釣りが来るくらい面白かったのと、かつ割りとシンプルな思春期の友情やら人間関係がテーマなんね、ということがわかったので、なんとか最後まで見ていられた。
その女の子同士の友情、人間関係、そこから生まれる嫉妬、憎悪、苦悩とかそういうどろっとした感情のぶつけ合いみたいなのを見るのが自分は、あんがい好きなので、個人的にはそれが大きなフックになってくれた
特にヨミが壊れていく過程はゾクゾクした。
とはいえそのヨミが最後の方では出番なくなってモノ足んなかった。
ヨミとマトに物語を絞っても良かったんじゃなかろうか。
結局のところ日常パートのキャラの異常さが、アクションパートを喰ってしまった感が否めないんだけど「ブラックロックシューター」というキャラを売るのが目的(?}のアニメでこの構成は、果たして正解だったのかちょっと疑問。
あちら側のキャラたちを、デジモン系の使役モンスターっぽい扱いにするとか、最初からあちらの世界にダイブするとかしたほうが解りやすいし、感情移入もしやすかったのではないかと思わずにいられない。
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2012/03/20
ストライクウイッチーズ劇場版 感想
見て参りました。
素直に面白かったです
出来や内容に関して正直不安を抱いていたのですが、概ね満足
出来に関しては、急造低予算でヒドイことにならないかという不安があったのだけれど、そんなことはなかったぜ!でした。
とはいえTVシリーズの延長を保った程度なのだけど、大画面と音の迫力はやっぱり劇場版ならではだし、こういうアクション主体の作品を劇場で見れるのは、やっぱりいい。
内容に関しても、TV第二期で501舞台の話はやりきった感があり、
魔法力を失った宮藤を主人公にしてどう話を作るのか、難しい面があるのではないかと感じていたのだけれど、これもきっちりクリアされてて、物語的にも十分満足できた。
※ 以下感想、本編のネタバレ含みます
今回、大雑把に言ってしまえば、魔法力を失った宮藤が、魔法力を取り戻すまでの話で、それ自体は、こういう作品、一度キャラの持っている物語を終わらせてしまった作品で、続編を作らねばならない時に避けて通れないパターンのひとつなので、もう既定路線と割りきって見れるのだけれど、それ自体を作品として、視聴者に納得させることができるかどうかが鍵だと思う。
しかし、これを理窟や説明でなくて、「宮藤芳佳」のキャラ性と物語の感情線の盛り上げで、納得させるところに持っていけたのが、今作の肝であり、成功の最大のポイントだったのではないかと思う。
宮藤は、魔法力を失ったことにさほど後悔もしていないし、執着もしておらず、元々の夢だった医者への道に気持ちを切りかえている。
そんな中欧州への留学が決まり、その道中様々な事件に遭遇していくのだけれど、そこでの宮藤の行動力、決断力の高さには、目を見張る。
過去に死線をくぐり抜けてきた経験と、成長したという面もあるのだろうけれど、そこに迷いやブレがなく。、今の私にできること、守りたいという宮藤の根本を成す思いを、正直にまっすぐに実行していく。
その結果、魔法力がなくとも、単騎でネウロイを落としてしまうという荒業をなしてしまう。
まさに芳佳ちゃん無双、芳佳ちゃんTUEEEEEEE
その後、更に強大なネウロイが出現し、負傷して動けない宮藤の、危機的状況にに際して失った力が、復活するという話の流れがここで来るのだけれど、これがお約束のパターンなのかというと、そこまで積み上げてきたものを見ていると、そうとも言いきれない。
魔法力復活自体はパターンは、パターンなのだけれど、そこに至る過程、持って行き方が、
強大な敵を前に、無力な自分に苛立ち、焦り、力を欲し、思いの強さやら何やらに対して、何かが答えて力が復活するみたいな、ご都合主義的なよくあるパターンの匂いを微塵も感じさせないのだ。
魔法力の有無は、宮藤自身の強さの本質とは、無関係である。
宮藤にとって魔法力は自分を強くするための便利アイテムではない。
それまでの物語の流れなの中で、宮藤芳佳の強さの本質が、魔法力を失っていたことによって逆に、強調されクリアに描き出されているため、そのことがはっきりと理解できる。
その上での宮藤の魔法力復活は、それ自体はご都合主義的かもしれないが、魔法力の有無が宮藤芳佳というキャラの本質にとって無意味であることが理解できる為に、魔法力復活自体のご都合性そのものを無意味化されている、それゆえに、ここで主人公の力が復活しないのは嘘だよね、と力技で納得させられてしまう、復活劇としては不思議なカタルシスがある。
総じて本作において、宮藤芳佳の復活劇を通して、宮藤芳佳というキャラの主人公性、ヒーロー性が見事に描き出されていて、宮藤芳佳というキャラの完成と、ストライクウイッチーズというシリーズを総括する上での到達点として、やはり良く出来ていたと思う。
ただ逆に、本当にこれ以上宮藤芳佳というキャラで、物語を描くことは難しいなあと思ってしまった。
それ故に新キャラの服部静香の登場、ポジションは上手いと思えたけれど、その割に、描き切れていなかったというか、物足りなかった感は強いかも。まあそこは今後に期待してもいいのかな。
その他、細かいところでも色々あるけれど、特にお気に入りのシーンとしては、服部さんに対してペリーヌが宮藤のことを語るシーンがよかったなあと、一番宮藤に対して反発していたペリーヌが、やはり宮藤の行動に対して納得できない服部さんに、諭すという図は、ペリーヌだからこそできる役割だなあと。
そんな感じで、今回の劇場版は十分満足させていただいたわけですが、今後の展開はどうなんでしょうね。
まあラストにでかでかと「つづく」とやってしまったので、期待していいんでしょうけど、やはり個人的には、501部隊以外の話もアニメでやっていいと思うし、みたいなあと。
今回も小出しにはしていたのだけれど、そろそろメインにしてみてもいいとは思う。
501のキャラが人気もあるし定着もしていることはわかるけど、ストライクウイッチーズには、今後も息長く続いて欲しいので、特定のキャラ人気だけで終わらずに、他部隊や別時系列の話で広げて行って欲しいなあと、思います。
ストライクウィッチーズ 劇場版 オフィシャルファンブック: コンプリートファイル
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素直に面白かったです
出来や内容に関して正直不安を抱いていたのですが、概ね満足
出来に関しては、急造低予算でヒドイことにならないかという不安があったのだけれど、そんなことはなかったぜ!でした。
とはいえTVシリーズの延長を保った程度なのだけど、大画面と音の迫力はやっぱり劇場版ならではだし、こういうアクション主体の作品を劇場で見れるのは、やっぱりいい。
内容に関しても、TV第二期で501舞台の話はやりきった感があり、
魔法力を失った宮藤を主人公にしてどう話を作るのか、難しい面があるのではないかと感じていたのだけれど、これもきっちりクリアされてて、物語的にも十分満足できた。
※ 以下感想、本編のネタバレ含みます
今回、大雑把に言ってしまえば、魔法力を失った宮藤が、魔法力を取り戻すまでの話で、それ自体は、こういう作品、一度キャラの持っている物語を終わらせてしまった作品で、続編を作らねばならない時に避けて通れないパターンのひとつなので、もう既定路線と割りきって見れるのだけれど、それ自体を作品として、視聴者に納得させることができるかどうかが鍵だと思う。
しかし、これを理窟や説明でなくて、「宮藤芳佳」のキャラ性と物語の感情線の盛り上げで、納得させるところに持っていけたのが、今作の肝であり、成功の最大のポイントだったのではないかと思う。
宮藤は、魔法力を失ったことにさほど後悔もしていないし、執着もしておらず、元々の夢だった医者への道に気持ちを切りかえている。
そんな中欧州への留学が決まり、その道中様々な事件に遭遇していくのだけれど、そこでの宮藤の行動力、決断力の高さには、目を見張る。
過去に死線をくぐり抜けてきた経験と、成長したという面もあるのだろうけれど、そこに迷いやブレがなく。、今の私にできること、守りたいという宮藤の根本を成す思いを、正直にまっすぐに実行していく。
その結果、魔法力がなくとも、単騎でネウロイを落としてしまうという荒業をなしてしまう。
まさに芳佳ちゃん無双、芳佳ちゃんTUEEEEEEE
その後、更に強大なネウロイが出現し、負傷して動けない宮藤の、危機的状況にに際して失った力が、復活するという話の流れがここで来るのだけれど、これがお約束のパターンなのかというと、そこまで積み上げてきたものを見ていると、そうとも言いきれない。
魔法力復活自体はパターンは、パターンなのだけれど、そこに至る過程、持って行き方が、
強大な敵を前に、無力な自分に苛立ち、焦り、力を欲し、思いの強さやら何やらに対して、何かが答えて力が復活するみたいな、ご都合主義的なよくあるパターンの匂いを微塵も感じさせないのだ。
魔法力の有無は、宮藤自身の強さの本質とは、無関係である。
宮藤にとって魔法力は自分を強くするための便利アイテムではない。
それまでの物語の流れなの中で、宮藤芳佳の強さの本質が、魔法力を失っていたことによって逆に、強調されクリアに描き出されているため、そのことがはっきりと理解できる。
その上での宮藤の魔法力復活は、それ自体はご都合主義的かもしれないが、魔法力の有無が宮藤芳佳というキャラの本質にとって無意味であることが理解できる為に、魔法力復活自体のご都合性そのものを無意味化されている、それゆえに、ここで主人公の力が復活しないのは嘘だよね、と力技で納得させられてしまう、復活劇としては不思議なカタルシスがある。
総じて本作において、宮藤芳佳の復活劇を通して、宮藤芳佳というキャラの主人公性、ヒーロー性が見事に描き出されていて、宮藤芳佳というキャラの完成と、ストライクウイッチーズというシリーズを総括する上での到達点として、やはり良く出来ていたと思う。
ただ逆に、本当にこれ以上宮藤芳佳というキャラで、物語を描くことは難しいなあと思ってしまった。
それ故に新キャラの服部静香の登場、ポジションは上手いと思えたけれど、その割に、描き切れていなかったというか、物足りなかった感は強いかも。まあそこは今後に期待してもいいのかな。
その他、細かいところでも色々あるけれど、特にお気に入りのシーンとしては、服部さんに対してペリーヌが宮藤のことを語るシーンがよかったなあと、一番宮藤に対して反発していたペリーヌが、やはり宮藤の行動に対して納得できない服部さんに、諭すという図は、ペリーヌだからこそできる役割だなあと。
そんな感じで、今回の劇場版は十分満足させていただいたわけですが、今後の展開はどうなんでしょうね。
まあラストにでかでかと「つづく」とやってしまったので、期待していいんでしょうけど、やはり個人的には、501部隊以外の話もアニメでやっていいと思うし、みたいなあと。
今回も小出しにはしていたのだけれど、そろそろメインにしてみてもいいとは思う。
501のキャラが人気もあるし定着もしていることはわかるけど、ストライクウイッチーズには、今後も息長く続いて欲しいので、特定のキャラ人気だけで終わらずに、他部隊や別時系列の話で広げて行って欲しいなあと、思います。
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