2011/12/24

アニメ アイドルマスター総括

アイマス全25話終了ということで、総括です。

正直最初の1クール前半のアイドルとして売れてない時期のゆるめのエピソードで最後までいくのかなあ、まあ無難だけどそれはそれで、いいかなあ、と思っていました。
ところが竜宮小町結成から一転、13話の気合の入ったライブ回で転機を迎え、人気アイドルとなり以降、15話のバラエティ回、律子回など好エピソード連発で、さらに千早、春香をメインに、物語的にもドラマ的にも、尻上がりに調子をあげて、予想以上に骨のある作品に仕上がったのは、ちょっと予想外でした。
ファン心理的に無茶せず無難に終わってくれればいいよー、という暖かく見守る位の気持ちで見ていたので、アニメアイドルマスターが期待以上の作品になって嬉しい限りです。

実際のところアイマスのアニメ化は、既存のファンの期待、原作ゲームの商業展開、新規の取り込みなどなど、いろんな使命を背負っていて、かなり舵取りの難しい面があったのではないかと思います。
作品としてもプレイヤーキャラであるプロデューサーの扱いひとつとっても、一歩間違えれば、既存のファンから総スカンを喰らうくらいの危うさがあったと思うのだけれどそれも、上手にクリアできていた。

元々ファンであった自分の中にあるアイマスのイメージと、今回アニメ化されたアイマス、アニマスの作り出したアイマスの像は、ほぼ同じといってもいいくらい一致していて、自分の好きなアイマスの世界がしっかりと描けていた。
原作に対する思い入れが強いと往々にして、このイメージのズレに不満が噴出してくるのだけれど、そういったことは、ほとんど感じることはなかった。
それもこれも、今回のアニメ化が錦織監督を筆頭としたスタッフのアイマスに対する愛の成せる技だったのではないかと思う。
気合の入ったライブシーンから隅々に仕込まれた小ネタまで、今回のアニメ化が如何にスタッフに愛されたアニメ化だったのかということが見て取れ、それこそが、今回の成功の大きな要因だったのではないかと思います。
というわけで、スッタッフのみなさんありがとうございました!


で、今回のアニマスで自分の中で、非常に大きなものを得たなと思うことがあります。
それは、アニマス見る前と見た後で、「天海春香」というキャラに対する解釈がより深まり、以前よりも、もっと春香さんのことが好きになったということです。

シリーズ前半での春香は、その無個性さ、ニュートラルなキャラ性と楽天的な性格から、誰とでも絡ませ易く、ストーリーの進行役としての適性があり、そういった役割を担いつつ、各話エピソードで主役は別、という立場にいたのが、中盤の美希メインの話から、後半の千早メインのストーリーの流れのなかで、次第に春香の765プロでの役割、立ち居位置がクローズアップされ、引いてはアイマスという作品の核となるテーマを担う形で最終話につながるという、まさかの春香さんが主役、メインヒロインだったとは、というシリーズ構成には、脱帽した。

春香がメインヒロインであること、アイマスのキャラの中心であることは、ゲームにおける一種の暗黙の了解的なもので、特に深い意味があるとは、あまり思っていなかったのだけれど、なぜ春香がメインヒロインなのか、なぜ春香が765プロの中心であり、象徴であるのか、その意味をアニマスを通して教えられた、そんな気がします。

あと個人的に、春香と千早のカップリングが好きなので、シリーズ通して、春香と千早の関係が、さりげなく描写されているのを見て、スタッフわかってるなあと、ニヤニヤしていたのだけれど、この「はるちは」が、単なるファンサービスかとおもいきや、しっかり千早回におけるドラマの鍵を握っていて生かされていたのも大きかった。
故に、千早回における春香のがんばり、「ほっとかないよ!」の春香のセリフには、ジーンと来るものがあった。
もうこのシーンだけで春香さんに対する好感度がレッドゾーンを超えて、もう春香さんが好きすぎてたまらなくなった。


そんなわけで、2クールたっぷりアイマスの世界を堪能できて満足はしているのですが、そうはいってもまだまだ物足りない。
今回のシリーズで結局ドラマの中心としてメインを張っていたのは、美希、千早、春香の三人で他のキャラは、少し割を食っていたような気がする。
もっとやよいおりも見たかったし、響は不憫だし、やり残したことも多いと思うし、アイマスでできることはまだまだあるはず。

というわけで、二期とか劇場版とかどうしても期待してしまいます。
まあ、ゲームの方の展開と合わせてってことになるだろうけど、まだまだアイマスというコンテンツには、長続きしてほしいなあというのが、ファンとしての私の希望なので、今回のアニメ化が、大成功といっていいほどの結果が出せて、本当によかったと思っています。



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2011/12/06

行って来ました!水樹奈々東京ドーム2days



12/3、12/4行って来ました!!
水樹奈々LIVECASTLE!東京ドーム2days!!!

ほんとうに最高に幸せな2日間でした
奈々さんありがとう!!

そんなわけでざっくりと今回のライブの感想です。
東京ドームということで、でかい、広い。
実のとこ人生初の東京ドーム入場でした。
でも幸いチケット運がよく両日ともアリーナで比較的間近でステージが見れる距離だったのはラッキーでした。

初日の一曲目はBRAVE PHOENIX
最初前奏が始まった時は、あまりに予想外で、ブレフェニと認識するのが遅れて、戸惑いながらも、その事実を認識してからはもうボロ泣きしてしまいました。
初めていったFORMULA仙台で聞いて物凄い感動した曲でもあり、しばらくライブで歌っていなかったので、今回の東京ドームで絶対歌ってくれる、歌って欲しい!と思っていた曲だったので、それが初っ端に来たのは、ほんとうに驚いたし嬉しかった。
美空ひばりの不死鳥コンサートリスペクトの奈々さんが、不死鳥、フェニックスにかけてこの曲をこの日この時のために温存されてたんじゃないかと勝手に想像
BRAVE PHOENIXはもちろんなのはA’sの挿入歌で最初好きになったきっかけはそこなんだけど、色んな物が重なって、どんどん特別な曲になって行く感じ。
次はいつ聞けるかなあ。

2曲目のROMANCERS' NEOは新曲でゲーム、なのはA'sGODの主題歌キター!
と思っていたら、スクリーン映像になんか青い髪のフェイト似のキャラが写ったと思ったらレヴィたんだった!!ゲームのデモ映像が演出に使われるとか、なのは厨の俺得すぎて大笑い。
リリパ以外で、奈々ライブでなのは関連の映像使われたことってなかったので、これも驚いた。

というか、もう今回のライブはサプライズ演出の連続で驚きっぱなしだった
過去に乗り物シリーズでユニコーン、戦闘機、機関車、と色々大物にのって登場してきたので、また何かあるだろう、お城がテーマだし、馬車とかかなあとか予想していたら、まさかの気球!
東京ドームの中に気球を浮かべてそれに乗って定番曲のPOWER GATE!
しかもこの大仕掛が、6曲目の序盤でこの後どうするんだと思っていたら、後半のクライマックスでは、ドームの天井をプラネタリウムに見立てて映像を投影、神話な物語と幻想的な雰囲気で盛り上げて、今度は翼を生やしたライオンに乗って奈々さん登場!
通常のライブなら気球もライオンもそれだけで最大の見せ場として使える演出をふたつも投入してしまう豪華さには、唖然とししまう。

あと今回驚いたというか心底すげえと思ったのが、ヴァイオリン奏者としてチェリボに初参加したムッシュこと室屋さんのWILDEYESの時の超絶プレイ。
室屋氏はLIVEGRACEでコンサートマスターを担当していたそうで、おそらくその腕は超一流なのだろうけど、素人にもわかるくらい、ソロパートの演奏は凄くて一発で心掴まされた。
おそらく自分と同じように、初日の超絶プレイで観客の心をつかんだのか、ライブ二日目には、登場するや、ムッシュコールが起きたのには、笑った。
でもほんとそれぐらいすごかった。今後も機会があればライブに参加して欲しいなあ。

そして今回のライブで驚いたもうひとつのことがそのセトリ
一日目と二日目で、半分以上の曲が入れ替わったり順番が代わったりで、まるで違うライブになっている!
過去の2daysライブでもセトリの入替はあったけれど数曲程度で、ここまで大幅に変わるのは初めて。
初っ端5曲が一日目とぜんぜん違う曲で、つい「どうやら別の世界線のライブに来てしまったようだ」とか心のなかでつぶやいてしまった。
今回のセトリは、シングル曲メインで、バラード系が殆ど無く、終始アップテンポの飛びまくりの曲の連続という激しいもので、正直休めるところがないという。
二日間に分けてこの曲数、ハードなセトリをこなす奈々さんはホントに化け物か。

そして二日目のアンコール前のラス曲、自分が東京ドームで本当にどうしても聞きたかったもう一つの曲、innocent starterが来たときにはほんんととおおおに嬉しくて、大絶叫してしまった。
初日のセトリから、もしかしたら今回もないのかとちょっと弱気になっていたので、なおさら嬉しかった。
innocent starterはなのは無印のOP曲で歌詞も作品の内容に沿っているのだけれど、この曲に込められた「出会いと始まり」の歌としてその意味は、もっと大きくひろがっているのだと思う。、
そして何よ自分にとってinnocent starterは水樹奈々という存在に対して「出会いと始まり」をくれた曲でもあるので、特別すぎる。
その曲を最高の舞台で、最高の瞬間に聞けて、本当に幸せでした。

なのでイノスタの後のアンコールは、もう死ぬ気でやってました。
「名前を呼んで」のあとで、手を抜けるわけがない、なのは厨的に考えて!!

なーな!なーな!なーな!なーな!

その後奈々さん再登場でもがちょ始まったときは、もうなんか分けわかんないテンションになってました。

そんなこんなでまだ書き切れないこともあるのですが、とりあえずこの辺で。



http://news.mynavi.jp/news/2011/12/05/026/
セトリ参考

http://orihalcon.jp/news-and-topics/tokyodome-projection.html
プラネタリウム演出は東京ドーム史上初だったらしいです
プロジェクタ国内から14台かき集めたとか、どんだけ。